山田歩 英語コース
こんにちは!だんだんと暑くなってきましたね。コロナウイルス予防のためにマスクが必要ですが、熱中症対策もしていきましょう!
先週に引き続き、愛知県岡崎市で外国にルーツを持つ子どもたちの支援活動をされている、“Vivaおかざき!!”さんのオンラインクラスに参加しました。
今回は、私が活動を通して難しいと感じた、「言葉の意味の説明」についてお話します。外国にルーツを持った子どもたちは、日常会話は難なく話せても、読み書きや語彙力の低さに苦労するケースが多いそうです。わからない単語に遭遇する機会の多い子どもたちに、その意味を覚えやすく説明することが大切です。私は担当した小学4年生の子供から、「~の実験の様子をまとめましょう。」という問いに対して「実験ってなに?」と聞かれました。
皆さんは「実験」という言葉をどのように説明しますか?
私は「実際に、〇〇がどうなるかやってみる、調べてみるという」と端的に伝えました。
しかし、簡単な言葉で言い換えるだけではなく、子どもたちにとってより身近なもの、見たことがあるもので例を挙げて説明してあげるとよりイメージしやすくなるのではないかと考えました。
例えば、
「赤色と黄色の絵の具を混ぜると何色になるだろう?
実際にパレットに絵の具を出して、筆で混ぜるとオレンジ色になるんだよ。
このように、わからないことを実際にやって調べてみることを実験っていうんだよ。」
という感じで、学校で絵の具に触れる機会が多い小学生だからこそ、イメージしやすい例えを使うことで覚えてもらい易くなると思います。更に、学んだ単語を用いて子どもに例文を作ってもらうなど、アウトプットを含めた指導をすることでより定着度も上がるのではないでしょうか。
Vivaおかざき!!のボランティアの方からは、外国にルーツを持つ子どもたちは特に、母語と日本語両方の言語能力が低いまま学校に通うこともあるとお聞きしました。そんな子どもたちに言語に対する苦手意識を持ってもらわないためにも、工夫した言語の指導を心掛けることの大切さと難しさを学びました。
今回の活動で学んだことを活かして、より充実した勉強のサポートをし、楽しく学べる環境をメンバーみんなで作っていけるように、来週も頑張ります!