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“当たり前”は1つではない”

  • セミナープロジェクト
  • 2020年7月28日
  • 読了時間: 4分

中国語コース 佐々木麻帆

どちらの留学も私の知らない世界を見ることができ、刺激のある期間でした。

そもそもなぜ留学をしたかと言うと、「外国語をもっと話せるようになりたい」「自分の知らない世界を見てみたい」と思っていたからです。

実際に留学に行って興味を持ったのは、語学よりも異文化についてでした。

私は元々新しいことを学んだり、知ったりすることが好きだったので「自分の知らない文化を新たに知る」という事に楽しさを感じました。

そして、昨年の中国への留学を通して、私は“当たり前”は1つではないということを痛感させられました。今回はその経験についてお話しします。

中国への1年間の留学を経て、多くの新しい“モノ”に触れてきました。中でも、驚いたのは中国人の「借りは返さない」という文化です。

日本人は人に何かしてもらった時に、出来るだけ早く“お返し”をします。これは良いことであると日本で育ってきた私は考えていました。

しかし、中国では「借りをすぐに返す」というのは「あなたに借りを持っておきたくない」つまり、“関係を続けたくない”という意味を持つということを知りました。

今まで当たり前だと思っていたことが覆され、“当たり前”は異なるということを実感させられました。同時に、私がどれほど固定概念に捉われていたのかにも気づかされました。

日本の教育は“周りを見て行動しろ”、“人と違うことをするな”という色が強いように思われます。私は日本のこれからの教育が個人の魅力や強みを伸ばすものであって欲しいと思いますし、人と違うことを寧ろプラスに捉えられる社会や人が増えていくといいなと思います。

また、私たちがグローバル社会で生きていく上で、多文化を知り、理解するということは必要不可欠になってくると思います。

勿論、各国の文化や伝統は守るべきですが、その上で他国への理解を深め、共生していくための知識や情報が“常識”として世界の人々に伝わっていく世の中になって欲しいと思います。

秋学期に関しても、コロナウイルスの影響がどれほど続くかわかりませんが、「私たちが今できることは何か」を考え、実行していきたいと思います。

【優しい日本語版】

私は高校2年生の時にカナダのノースベイに3ヶ月間、大学2年生の時には中国の北京に1年間留学に行きました。

どちらの留学も私の知らない世界を見ることができ、刺激のある期間でした。

なぜ留学をしたかと言うと、「外国語をもっと話せるようになりたい」「自分の知らない世界を見てみたい」と思っていたからです。

実際に留学に行って興味を持ったのは、語学よりも異文化についてでした。

私は元々新しいことを学んだり、知ったりすることが好きだったので「自分の知らない文化を新たに知る」という事に楽しさを感じました。

そして、中国への留学を通して、私は“当たり前”は1つではないということに気付きました。今回はその経験についてお話しします。

中国への1年間の留学の中で、多くの新しい“モノ”を見てきました。中でも、びっくりしたのは中国人の「借りは返さない」という文化です。

日本人は人に何かしてもらった時に、出来るだけ早く“お返し”をします。これは良いことであると日本で育ってきた私は考えていました。

しかし、中国では「借りをすぐに返す」というのは「あなたに借りを持っておきたくない」つまり、“関係を続けたくない”という意味を持つということを知りました。

今まで当たり前だと思っていたことが違うということを知り、“当たり前”は異なるということに気付かされました。また、私がどれほど日本の考え方を持っていたのかを知りました。

日本の教育は“周りを見て行動しろ”、“人と違うことをするな”という考えが強いように思われます。私は日本のこれからの教育が一人一人のいい所を伸ばすものであって欲しいと思いますし、人と違うことをプラスに考えられる社会や人が増えていくといいなと思います。

また、私たちがグローバル社会で生きていく上で、多文化を知り、理解するということは必ず大事になってくると思います。

もちろん、それぞれの国の文化や伝統は守るべきですが、その上で他の国への理解を深め、一緒に生きていくための知識や情報が“当たり前のこと”として世界の人々に伝わっていく世の中になって欲しいと思います。

今学期はもう終わってしまいますが、外国にルーツを持つ子供たちの支援に参加させて頂いたことは私にとって凄く貴重な体験となりました。

秋学期に関しても、コロナウイルスの影響がどれほど続くかわかりませんが、「私たちが今できることは何か」を考え、実行していきたいと思います。

 
 
 

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