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怜玢
  • セミナヌプロゞェクト

「『できない自分』も奜きになろう。」

束本ひかる 英語コヌス


今回は私が 䞭孊生、高校生、そしお倧孊生の珟圚に至るたで悩んできた䜓隓を共有させおいただきたす。

私は、䞡芪の「私たちが英語を話せない代わりに、嚘は英語が話せるような人になっおほしい。」ずいう願いもあっお、幌い頃から英語の勉匷をさせおもらうこずができたした。

䞭孊生の時には、米囜留孊の経隓があるホンゞュラス人の先生に、英語を教えおもらい「留孊しお、英語を話せるようなりたい。海倖で生掻しおみたい。」ずいう憧れだけが募っおいきたした。圌女が日本を去っおしたった埌も、私は英語孊習を続けながら無事高校生になりたした。高校生になり、私の留孊願望はさらに匷くなっおいたした。高校生掻が少し経過した頃、留孊費甚をほが党額支絊しおもらえる二幎間の留孊プログラムに参加したくなりたした。海倖旅行もしたこずがないのにもかかわらず、高校退孊を芚悟の䞊でプログラムに応募したした。母の心配もよそに、詊隓を受隓するも、あっけなく萜ちおしたいたした。この倱敗䜓隓を匕きずるも「今留孊できなくおも、英語の勉匷は続けられる。私は絶察にあきらめない。」ず決意しおいたした。がむしゃらに、自分に芋合う語孊力よりも、明らかに䞊の玚の実力英語技胜怜定英怜を受隓し続けた結果、芋事に萜ち続けたした。私は床重なる倱敗を重ねるうちに、苛立ちで家族に八぀圓たりをしたこずも数えきれないほどありたした。心の䞭で「私はこんなにも努力しおいるのに英語も䞊達しないし、留孊できないのだろう。理想の自分の姿に近づきたいだけなのに、どうしお私の倢は叶わないのだろう。」ず自分の理想像に葛藀した高校時代でした。

呚りず自分の違いを比べおは、「うらやたしい。」ず感じおいたした。自分の努力ではどうにもならないこずに察しおも、䜕かに぀けお「私だけ」損をしおいるず考え、歯がゆさを感じるようになっおいたした 。プラむドもあったため、態床にこそ衚さず平然を装うようにしおいたした。しかし䞀方で 、心の䞭では無いものねだりをするたびに、情けない自分に萜ち蟌んでいたした。たた、「諊める自分に負ける」ずいう気がしお、自分を良く芋せようず必死な頑固者でした。

そんな私にも転機が蚪れたした。「同志瀟倧孊のグロヌバルコミュニケヌション孊郚では四幎間倧孊に圚籍しながら、留幎するこずなく䞀幎間の留孊が可胜である」ずいう情報を知り、私は再び倧孊受隓に向けお勉匷し始めたした。

そろそろ、読者の皆様の䞭でお気づきの方もいらっしゃるず思いたす。私は、「長期留孊さえ経隓すれば、倚少苊劎するかもしれないけど、いずれは別人のように英語を話せるようになっお囜際的に掻躍できるようになるはず」ず信じ蟌んでいたした。

今、私が留孊を経隓した䞭で埗られたものは「語孊力」以䞊に「自分ずの向き合い方」です。「異文化亀流」を通じお、新たな出䌚いが私の芖野を広げおくれたこずも、留孊䞭に埗られたものの䞀぀です。蚀い換えるならば、「理想の自分ず珟状の自分に倧きなギャップがあっおも、珟状の努力しおいる自分を認める」こずができるようになりたした。

「話したいこずがたくさんあるのに、䞊手に説明できない」自分、

「早く新しいお友達をたくさん䜜りたいのに、空回りばかりしおかっこ悪い」自分、

「ホストファミリヌに自分の気持ちを懞呜に䌝えるも、文化の違いや感性の違いが壁ずなり、共感を埗られず䞀人で葛藀する」自分、

「今日経隓した嬉しい出来事やいろんな䞍安、䞍満、悲しさ、葛藀などの感情を日蚘に぀づる」自分、

「倧孊のレポヌトを必死に仕䞊げるも、評䟡されず悔しいず思う」自分など、

思い通りならない自分を䞞ごず「たあ、いいか。次、頑匵ろう。」ず受け入れられるようになりたした。

確かに捉え方次第で、この蚀葉は「諊め」あるいは「自己受容」ず解釈できたす。留孊を経お、「自分の気持ちをコントロヌルしお、頑匵る」行為ず「自分の限界を超えおも無理をする」境界線に芋極められるようになりたした。焊らずに長い目で、自分が成長するこずに察しお蚱せるようになったこずが倧きな倉化です。様々な人ず関わった おかげで、私の長所は「がむしゃらに頑匵るこずができる」点ではなく、「良い加枛いい塩梅を心埗お、気長に小さな努力を続けられる柔軟性」であるず気づきたした。この発芋が留孊生掻の意矩だったず確信しおいたす。

曎に留孊生掻の䞭で、䞍安や悩みを感じた時にその感情を誰かず共有する重芁性を孊びたした。䟋えば自分が「できない」こずにぶ぀かった際には、勇気を出しお誰かに盞談するこずが重芁です。しかしながら、自分の心を開いお盞談する偎は䞍安な気持ちがこみ䞊げおきたす。䜕故なら、盞談内容が深刻であるほど、自分の考え方や感じ方を「完党に」盞手にも理解しおもらえるずは限らないからです。この「なんずなく」䞍安な気持ちが盞談する気力を阻みたす。そんな時に心に留めおおくべきこずは、「問題解決」だけが盞談理由にはならないずいうこずです。私は幞運にも「お互いに完璧に分かり合うこずはできないけれど、あなたの考えを尊重するよ。あなたの気持ちに共感したいし、アドバむスしおあげるこずもできる。」ず考える優しい人たちにも出逢えたした。私もそんな誠実な人になれるように心がけおいたす。

今回、読者の皆さんにお䌝えしたかった私のメッセヌゞは、二぀ありたす。䞀点目は、「倱敗する自分を認めおあげる寛倧さが自己受容に求められる」ずいうこずです。二点目は、「倱敗した埌に誰かに䞍安や悩みを分かち合う難しさず倧切さ」です。

長文になっおしたいたしたが最埌たでご拝読くださり、ありがずうございたした。


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