「新しい経験」でさらに成長した自分を形作る
- セミナープロジェクト
- 2020年6月6日
- 読了時間: 3分
吉井晴香 中国語コース
「留学の目的は何だろう」と聞かれる時に、普通の人はこう考えると思います。「何のためも何も、その国の言葉を勉強しに行くんじゃないの?」私も留学に行く前はそう思っていました。留学は「勉強する国に滞在して、その国の言葉に直に触れながら学ぶ」と。でも、中国に留学した私は「その考えは間違っていたのか!」と驚かされることの連続でした。
ずっと日本に生きてきた私にとって、違う国で暮らすということがどれほど大変なのかをこの留学で思い知らされました。でも留学はそんなもので、どんな困難にぶち当たっても結局は何回も起き上がって歩んでいかなければなりません。
でも、人間は一人で生きてはいけないから、他の人の助けを借りるしかない。日本にいるときは、周りも日本人で、日本語を使えば誰もが助けてくれる。でも、海外ではそういきません。お互いの言語が通じないから、うまくコミュニケーションを取るための方法を考えるのに苦労したことがあります。でも実際は、その時になってしまえばどうにでもなるもので、お互い言語が十分に話せない状態でも体を使って身振り手振りすることでそれとなく伝わることが多かったです。
日本人だとか、外国人だとかは関係なくて、どこの国の人であってもほんのちょっとコミュニケーションを取ればその人の人となりを見ることができます。私はこの留学を通じて、勉強だけではない「違う文化を持つ人たちと触れ合う様々な機会」もありました。これは、それまで20年間日本でしか暮らしたことのない私からすると、刺激的なものでした。
留学というものは、ただ語学学習が存分にできるだけではなく、「違う国で、違う文化で、自分とは違う言葉を話す人との交流」もできるということでした。これが、私たちグローバルコミュニケーション学部の学びの上で一番大切なことであり、私がこれからも大切にしていきたいことです。この留学経験が、今の私を作っています。
やさしい日本語版
留学(りゅうがく)って、なんだろう?あなたは考(かんが)えたことはありますか?
たとえば「外国(がいこく)に、その国(くに)の言葉(ことば)を勉強(べんきょう)しに行く」です。わたしも、ずっとそんなふうに考(かんが)えていました。でも、留学(りゅうがく)をしてわたしは考(かんが)えがかわりました。留学(りゅうがく)をしていて、驚(おどろ)くことがたくさんありました。日本(にほん)で生(う)まれたわたしは、外国(がいこく)で過(す)ごしたことがありませんでした。外国(がいこく)で一年過(いちねんす)ごしてみて、大変(たいへん)だなと思(おも)ったことはたくさんありました。だけど、何回(なんかい)ぶつかっても前(まえ)に進(すす)まないとだめでした。人(ひと)は、他(ほか)の人(ひと)に助(たす)けられながら生(い)きていきます。日本(にほん)にいると、日本語(にほんご)だけ使(つか)うから大変(たいへん)に思(おも)いませんでした。でも、外国(がいこく)にいると、言葉(ことば)が違(ちが)います。わたしが思(おも)っていることを全部言(ぜんぶい)えなくて、さびしい気持(きも)ちになったこともありました。その時(とき)でも、「相手(あいて)の人(ひと)を知(し)ろう!知(し)りたい!」という気持(きも)ちのおかげで、相手(あいて)のことを少(すく)しずつわかるようになりました。こんなふうに、外国(がいこく)に行(い)ってわたしの考(かんが)えが変(か)わったと思(おも)います。この留学(りゅうがく)で、「勉強(べんきょう)する」だけじゃなく「勉強以外(べんきょういがい)の、新(あたら)しいことを知(し)る」こともできました。
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