夏廷輝 日本語コース
こんにちは。同志社大学グローバルコミュニケーション学部日本語コース在籍の夏廷輝(かていき)と申します。
私は高校生の時に日本語を勉強しました。当時、留学の機会があり日本に留学しました。
日本は中国と似ている部分が多いのですが、違う部分もあります。生活や学習の相違点を感じて、理解し、更に活用できたことが、私が日本に留学して得た一番大切な経験です。具体的には、以下の二点でまとめられます。
一つ目は、学校でのチームワークの重要性を学んだ点です。中国の学校はあまりチームワークを重視していません。大学でもゼミはありません。私の場合は大学一年生の時、和やかな雰囲気のゼミに参加しました。そして今までの大学三年間を通して、チームワークの重要性を感じました。活動内容によって一人でできることもあり、できないこともあります。私は「このような場合は、チーム全体で解決するしかない。」と考え、チームのみんなと作業を分担した後、自分の役割を全うして最後まで力を合わせて成果を出すことができました。
二つ目は、留学中の一人暮らしに関することです。中国では、大学を卒業する前から一人暮らしをするケースは珍しいです。しかしながら、留学中は必然的に一人暮らしをすることになります。例えば、家事に関して私は中国にいた時は、何もしていませんでした。日本に来たことをきっかけにやむを得ず、全部家事を自分で行うようになりました。その結果、自分自身の思考力や行動力も向上しました。今は両親に頼ることなく、自立した生活を送れています。特にアルバイトをすることによって、日本の人との会話や社会勉強などもできました。更に重要なのは「自分で働いて、稼ぐ」という経験をして成長できたことです。将来社会に入ったら、役に立つと思います。日本へ留学して文化の違い等からつらいこともありました。しかしこの留学で感じた相違点は私を大きく成長させてくれ、この貴重な経験ができたことに感謝をしています。
中国と日本の国家間の歴史を遡ると紀元2世紀程前、(およそ二千年前)から、現在までの二千年の間に楽しい出来事や悲しい出来事もありました。日中関係の歴史を踏まえ、尊重しながらも、未来に向かってお互い支え合って共に前に進めることを私は願っています。