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『留学中の私の小さな発見』

  • セミナープロジェクト
  • 2020年6月24日
  • 読了時間: 2分

大城未絃 英語コース

私が留学先として選んだニュージーランドの首都ウェリントンという場所は海と山と都会とが程よく溶け込んだ小さな街でした。中心部で買い物やご飯を食べた後に、ビーチに歩いていけるような素敵なところです。(今思えば夢のような生活です!) そんな環境で生活していく中で、日本での自分の行動を反省させられる場面がたくさんありました。すべて日本ではわざわざ立ち止まって考えないような小さなことばかりです。その一つがありがとうの習慣でした。ニュージーランド留学中は一日にありがとうを耳にする回数が、日本にいる時に比べて格段に多かったように思います。どこのお店に入っても、通学に使っていたバスの中でも、ありがとうを言わないと浮いてしまうほどその習慣が街に根付いていました。そしてありがとうと言う言葉の伝え方の大切も体感しました。目をしっかりと見て笑顔で言われると、それだけで世界に1人知り合いが増えた感覚になりました。大げさと思われるかもしれないけれど、住む場所でこれを繰り返していくという行為は、どんどんとその場所を自分にとって安心できる場所へと変えていくことにもつながる気がします。この感覚は留学以来、私がずっと大切にしているものです。そして自然と私自身もありがとうの言葉を積極的に使うようになっていきました。 留学前の日本にいる時の自分は、店員さんの目も見ずに机に向かって「ありがとうございます」とぼそぼそと呟いていました。(ほんとにごめんなさい!) 今でもたまにその時の自分が出そうになりますが、その度に留学中の感覚を思い出して自分を奮い立たせます笑 周りでもっともっとありがとうの聞こえるような場所になるように、まずは自分から!が今の私の目標です。 これまで書いたことは、日常の一部での学びに過ぎないかも知れません。けれどなんでもないような小さなことに気づいていくことが意外と重要なのかもと、この体験を通して思いました。このプロジェクトも多文化共生という大きな課題に向き合うものだと思います。けれどまずは小さな作業からきちんと一つ一つ積み重ねていきたいです。よろしくお願いします!

 
 
 

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